月夜に又会いましょう NOVELS

月夜に又会いましょう

一ノ巻    狂った屋敷の中を、罠でしかない道を行くしかない。  この状況は千載一遇の機会なのだから。  しのぶは己の取るべき道を分かっていた。そのためとはいえ、カナヲにも酷な願いを伝えたものだと自分で思っている。  この状況は千載一遇の機会なのだから。  しのぶは己の取るべき道を分かっていた。その…
曉月夜譚 NOVELS

曉月夜譚

四ノ巻 「ふぁ……っ」  義勇がゆっくりと己の腰を動かすと、それに合わせるようにしのぶの吐息が閨の中に響いた。 「平気か?」  心配げな声がしのぶの耳に届く。 「うふふ、平気ですよ」  痛みがないわけではないけれど、義勇が求めてくれているという事実がしのぶの中で別の疼きを<ruby><r…
曉月夜譚  NOVELS

曉月夜譚 

参ノ巻  唇を合わせ、慣れぬ行為に戸惑いながらも互いの指を絡め合う。  やがて熱い吐息を交わしながら、二人の唇が離れた。 「口づけ……二度目のわりにお上手ですね、義勇さん」 「……善し悪しなど分からない」  それは間違いは無い。義勇はそもそもしのぶとこんな風になるなどとは思っていなかったのだから。そ…
曉月夜譚 NOVELS

曉月夜譚

弐ノ巻 「蝶屋敷の奥か……」  蝶屋敷に義勇も来たことは無論、ある。義勇自身がたいしたことないと思う怪我であってもしのぶが黙ってはいなかったからだ。  鬼殺隊の治療を担っているだけはあり、蝶屋敷はかなり広い。実態はどれほどなのかは義勇は当然知り得てはいない。何しろ彼の場合、医療室で必要最低限の手当を…
曉月夜譚 NOVELS

曉月夜譚

壱ノ巻 「いつもあなたは言いたいことを思うだけで言わないままですよね」  まったく呆れますよという態度を隠しもせず、胡蝶しのぶはそう言った。が、言われた当の本人は無言の一言に尽きる。 「……」  一方的に責められる間にも冨岡義勇(とみおかぎゆう)の頭の中ではその答えを考えてはいるのだが、如何せん相手…
螺旋の月サイト再構築致しました。 NEWS

螺旋の月サイト再構築致しました。

螺旋の月をrebootするにあたり、サイトも再構築となっております。ワードプレスにてお届けしております。まだまだ足りないところも多いのですが、来年の活動予定へ向けてコンテンツを充実させるべく頑張りたい所存です。  現時点、申し込んでいるEVENTについてはEVENTのページに、これから発行予定の本に…